副院長コラム第二回「大腸カメラって、実際どんな検査?」|なかじま内科・整形スポーツクリニック|浜大津駅の内科・整形外科

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副院長コラム第二回「大腸カメラって、実際どんな検査?」

副院長コラム第二回「大腸カメラって、実際どんな検査?」|なかじま内科・整形スポーツクリニック|浜大津駅の内科・整形外科

こんにちは。
医療法人なかじま内科・整形スポーツクリニック、副院長の中島 潤です。

前回は、大腸がんは症状がないうちに見つかることがあること、そして大腸内視鏡検査が早期発見や大腸ポリープの発見・治療に役立つことについてお話ししました。

今回は、その続きです。

「大腸カメラを受けたほうがいいのは分かったけれど……」

そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。

実際、診察室では、

「検査の前に、どんな準備をするんですか?」
「下剤を飲むのが大変そうで……」
「検査は痛くないですか?」
「どこで下剤を飲むんですか?」

といったご質問をよくいただきます。

大腸カメラは、胃カメラと比べても検査前の準備が必要なため、少しハードルが高く感じられるかもしれません。

でも、検査の流れをあらかじめ知っておくと、不安が少し軽くなることもあります。

今回は、当院で行っている大腸内視鏡検査について、できるだけ分かりやすくお話しします。


検査の前日から準備が始まります

大腸カメラでは、大腸の中をきれいにしておくことがとても大切です。

腸の中に便が残っていると、粘膜の細かな変化や小さなポリープなどが見えにくくなってしまいます。

そのため当院では、検査前日の食事として「エニマクリン eコロン®」という大腸内視鏡検査用の検査食を使用しています。

「検査食って、どんなものを食べるの?」と思われる方も多いと思います。

エニマクリン eコロン®は、前日の食事を自分で考える必要がないよう、大腸に残りにくいよう工夫された食事です。

朝・昼・夕の食事が用意されており、例えばおかゆやスープなど、消化のよいものを中心とした内容になっています。

「前日は何を食べたらいいのか分からない」
「これは食べても大丈夫?」

そんな心配を減らし、検査に向けた準備をできるだけ分かりやすくすることも、当院が検査食を使用している理由の一つです。

また、前日の寝る前には、下剤を服用していただきます。

腸の動きを促して、排便を助けるお薬です。

服用量や方法については、看護師からの説明に従ってください。

「夜中に何度もトイレに行くのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、効き方には個人差があります。気になることがあれば、事前にご相談ください。


検査当日は、腸の中をきれいにします

検査当日は、腸管洗浄液を服用して、大腸の中をきれいにしていきます。

当院では、主にモビプレップあるいはサルプレップを使用しています。

「下剤をたくさん飲むのが、一番心配です」

という方も少なくありません。

確かに、普段飲み慣れない量の薬を飲むため、不安に感じるのは当然だと思います。

ただ、大腸カメラを正確に行うためには、前処置をしっかり行うことがとても重要です。

便が出て、最終的に透明に近い状態になれば、検査の準備が整ってきたサインです。

モビプレップとサルプレップのどちらを使用するかは、患者さんの状態などを考慮して決めています。

それぞれの具体的な服用方法については、飲む量や水分の取り方など細かな決まりがあります。

当院ホームページの「大腸内視鏡検査の前処置」ページに、モビプレップ・サルプレップそれぞれの服用方法を詳しく掲載していますので、検査前に一度ご確認ください。

なお、腎臓や心臓の病気などがある方では、前処置薬の使用に注意が必要な場合があります。

自己判断で飲み方を変更せず、必ず当院からの説明に沿って服用してください。

「飲んでいて気分が悪くなった」
「吐いてしまった」
「お腹が強く痛む」
「なかなか便が出ない」

など、気になる症状があれば、我慢せずに当院へご連絡ください。


自宅での前処置が不安な方へ

「自宅で下剤を飲んで、何度もトイレに行くのが心配」
「一人で準備するのが不安」

という方もいらっしゃいます。

当院では、院内で前処置を行っていただくことも可能です。

院内には専用のスペースとトイレを用意しており、プライバシーにも配慮しています。

また、必要に応じて看護師がサポートしますので、初めての方や自宅での前処置に不安がある方にも安心していただけると思います。

自宅で行うか、院内で行うかについても、生活状況や体調、ご希望を伺いながらご案内します。


いよいよ大腸カメラです

前処置が終わったらいよいよ検査です。

肛門から内視鏡を挿入し、大腸の粘膜を直接観察します。

大腸がんやポリープ、炎症などがないか丁寧に観察していきます。

「検査中は痛くないですか?」

これは非常によくいただく質問です。

腸の形や動き、過去の手術歴などによっては、検査中に痛みやお腹の張りを感じることがあります。

当院では、患者さんの状態やご希望に応じて、鎮静剤を使用した検査にも対応しています。

以前、大腸カメラを受けて「つらかった」という経験がある方や、検査に強い不安がある方は、あらかじめお伝えください。

できるだけ不安や苦痛を減らし、安心して検査を受けていただけるよう努めています。


 内視鏡の専門医が、丁寧に観察します

大腸カメラでは、内視鏡を入れることだけが検査ではありません。

大腸の粘膜を丁寧に観察し、小さな病変を見逃さないことが重要です。

当院では、富士フイルム社の高性能な内視鏡システム「ELUXEO 8000」を使用し、高精細な画像で粘膜を観察しています。

もちろん、高性能な機器だけで病気を見つけられるわけではありません。

患者さんの状態を把握し、腸管を丁寧に観察しながら、見えている変化がどのようなものなのかを判断することが大切です。

私は内視鏡専門医として、これまで多くの内視鏡検査や治療に携わってきました。

これまでの経験を活かしながら、一人ひとりに合わせた検査を行うことを大切にしています。

また、当院では内視鏡技師免許を持つ看護師も検査に携わっています。

医師と看護師が連携し、安心して検査を受けていただけるよう努めています。


ポリープが見つかったら、どうするの?

大腸カメラでポリープが見つかったら、「その場で取ってもらえるの?」と心配される方も多いと思います。

大腸ポリープの中には、将来的に大腸がんになる可能性があるものがあります。

そのため、切除した方がよいと判断したポリープについては、検査中にそのまま切除することができます。

当院でも、検査中に見つかったポリープについて、サイズや形、場所などを確認したうえで、必要に応じて日帰り切除を行っています。

切除したポリープは病理検査に提出し、顕微鏡で詳しく調べます。

「がんではないか心配……」と思われる方もいらっしゃると思いますが、見た目だけでは判断できない場合もあります。
だからこそ、切除したポリープを病理検査で確認することが大切です。

一方で、すべてのポリープを必ずその場で切除するわけではありません。

大きさや形、場所、出血のリスクなどによっては、より専門的な治療が必要と判断し、専門施設での治療をご案内する場合もあります。

大腸カメラは、「見つける」だけでなく、必要な場合にはその場で治療まで行える検査でもあります。

「ポリープがあったらどうしよう」と不安に思われるかもしれませんが、見つかったときにどうするかも含めて、検査前にしっかりご説明しますので、ご安心ください。

 


「大腸カメラを受けたほうがいいのかな?」と思ったら

便潜血検査が陽性になった場合には、精密検査として大腸内視鏡検査が必要です。

また、

  • 血便がある
  • 便通が以前と変わってきた
  • 便が細くなった
  • しばらく大腸の検査を受けていない
  • 以前ポリープを指摘されたが、その後検査を受けていない

といった場合にも、一度ご相談ください。

年齢や症状、これまでの検査結果などを伺いながら、大腸カメラが必要かどうかを一緒に考えていきます。

「ちょっと怖いけれど、一度相談してみようかな」

そんな気持ちで大丈夫です。

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

スタッフ一同、検査を受けられる方をサポートしていきます。

 

大腸ポリープにはどのような種類があるのか、なぜ切除するのか、切除した後はどうなるのか。

次回は、大腸ポリープについてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

 

 なかじま内科・整形スポーツクリニック

 副院長 内科・消化器内科 中島潤

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