骨粗鬆症|なかじま内科・整形スポーツクリニック|浜大津駅の内科・整形外科

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骨粗鬆症

骨粗鬆症|なかじま内科・整形スポーツクリニック|浜大津駅の内科・整形外科

当院の骨粗鬆症外来の特徴

骨粗鬆症

当院ではデュアルエネルギーX線吸収測定法(DXA、DEXA)を用いて正確に骨密度を判断します。その結果をもとにその方に必要な治療を判断していきますが、骨粗鬆症の治療も内服治療であったり、注射による治療が必要であったり様々です。患者様に最適と考える治療を提供していきます。

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、骨密度や骨質が低下し、骨が脆くなってしまう疾患です。この状態になると、転倒や軽い衝撃でも骨折しやすくなります。特に高齢者や閉経後の女性に多く見られ、予防と早期治療が非常に重要です。

骨粗鬆症とホルモンの関係

骨は骨形成と骨吸収とのバランスで成り立っていますが、女性の場合閉経後、エストロゲンの分泌が急激に減少することで、骨吸収が進みやすくなり、骨密度が低下しやすくなります。これが、閉経後の女性に骨粗鬆症が多く見られる主な原因です。

骨粗鬆の主たる原因

先述のように、加齢に伴うホルモンバランス異常は骨量の低下を引き起こす大きな原因の一つとなりえますが、他にも過度のダイエットに伴う栄養不足・運動不足・喫煙・日光照射不足・過度のアルコール摂取なども原因となりえます。

骨粗鬆症の診断

最も大切なのは今やゴールドスタンダードであるDEXA法による骨密度評価と言えます。デュアルエネルギーX線吸収測定法(DXA、DEXA)は、骨密度を測定するための標準的な方法であり、特に腰椎や股関節の骨密度を評価するのに使用されます。低エネルギーのX線を用いて、骨のミネラル密度(BMD)を測定し、その結果を基に骨粗鬆症のリスクを評価します。加えて採血による骨形成マーカー・吸収マーカーの評価も、適切な治療を行う上で必要となります。またご本人の自覚なく「いつの間にか骨折」を起こしている患者様も骨粗鬆症患者様と診断されます。

骨粗鬆症のお薬治療

ビスホスホネート

「骨吸収を抑制する治療の第一選択肢」と言われています。
骨を破壊する細胞(破骨細胞といいます)の活動を抑えることで、骨吸収を抑制。
これにより、骨密度を維持し、骨折リスクを軽減します。

  • 代表的な薬剤:アレンドロネート、リセドロネート、ゾレドロン酸。
  • 服用方法:週に1回や月に1回の経口服用、または年に1回の静脈内投与が行われます。
デノスマブ

デノスマブはRANKLというタンパク質を阻害することで破骨細胞の形成と活動を抑制し、骨吸収を減少させます。

  • 代表的な薬剤:デノスマブ(商品名:プロリア)
  • 服用方法:6か月に1回の皮下注射。
SERM
(選択的エストロゲン受容体
モジュレーター)

SERMは、骨に対して女性ホルモンのエストロゲンのように作用し、骨吸収を抑える一方で、乳房や子宮への副作用が少ない比較的安全なお薬になります。

  • 代表的な薬剤:ラロキシフェン。
  • 服用方法:毎日経口服用。
テリパラチド(PTH製剤)

テリパラチドはPTH製剤と言われるもので、骨形成を促進します。特に骨密度が著しく低下している場合や、他の治療が効果的でない場合に使用されます。

  • 代表的な薬剤:テリパラチド。
  • 服用方法::1日1回の皮下注射、週に2回の自己注射もあります。
カルシトニン

カルシトニンは、破骨細胞の活動を抑制し、鎮痛作用もあります。特に、急性の脊椎骨折による痛みを緩和するために使用されることがあります。

  • 服用方法:注射。
ロモソズマブ

ロモソズマブは、骨形成を促進しつつ、骨吸収を抑制する比較的新しい薬剤です。骨密度が高度に低下している方などの治療として注目度の高い薬剤です。

  • 服用方法:月に1回の皮下注射、最大12か月間の治療。
補助療法としてのカルシウムと
ビタミンD

カルシウムとビタミンDは、骨の健康を保つために不可欠な栄養素です。薬物治療と併用することで、治療効果を高めることができます。

このように骨粗鬆治療薬は非常にバリエーションが豊富です。患者様にあった投薬を心がけていきます。

骨を強化する生活習慣を心がけましょう!

投薬治療も重要ですが、運動療法も同じくらいに重要です。骨への刺激、骨を守る筋肉の維持を行うことで転倒に伴う骨折のリスクを軽減できます。健康寿命を延ばしていけるように、適度な運動を心がけましょう!

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